腸内細菌のバランスとそれぞれの特徴

台風の発生が続き、気候の変化や 寒暖差がまだ大きい日々ですね。

そして、そろそろ 秋の訪れ、季節の変わり目が一歩ずつ近づいてきているのかな。と感じる日も出てきました。

このように気候や天気が安定しない季節は、体調を崩しがちというのも否めません。というのも、人間は少しの変化でも無意識のうちに「変化=ストレス」と受け止めてしまうのです。それは嬉しい出来事でも同じというのですから、人間は案外繊細に出来ているのですね。

少しの生活環境の変化や外部環境などのストレスによって腸内環境にも変化が訪れます。
そんな、変化しがちな腸内環境を理想的に保つには、腸内細菌のバランスが重要です。
前回最後のあたりでお伝えしたように、

3つの菌、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の理想バランスは2:1:7。

では、このそれぞれの細菌はどんな個性や特徴があるのでしょうか。本日は善玉菌・悪玉菌・日和見菌についてお届けします。

【善玉菌】

主に人間に役立つ腸内細菌のことを善玉菌と呼びます。吸収・分解・消化に関与し、消化酵素の働きを助けます。他にもビタミンやホルモンの生成、免疫力の活性化など、生命活動・健康維持には不可欠な菌です。善玉菌のバランスが保たれている人は若々しく、老いのスピードがゆるやかと言われています。
善玉菌の種類:乳酸菌、ビフィズス菌など

【悪玉菌】

主に人間に有害な腸内細菌のことを悪玉菌と呼びます。と言ってもこちらの悪玉菌、腸内になくてはならない菌でもあります。例えば病原菌を排除したり、栄養素を取り込みやすく分解したりしてくれる働きもあるので、必要不可欠な菌であることに違いはありません。ただここで気をつけたいのが、腸内でのバランス。悪玉菌が増えすぎてしまうと、腸内を腐敗させ、毒素を発生するやっかいな菌でもあるのです。免疫力の低下、便秘、下痢、肝機能の低下、さらには最悪「大腸がん」などにも繋がる恐れがあるので悪玉菌の増えすぎには注意が必要です。
悪玉菌の種類:大腸菌(有毒株)、ブドウ球菌、ウェルシュ菌など

【日和見菌】

腸内で一番多い菌。善玉菌と悪玉菌のバランスによって動きが違うという個性的な菌です。例えば善玉菌が多い良好なバランスの時は全く悪さをしませんが、悪玉菌が増えて腸内環境が悪くなると、悪玉菌と一緒に悪い働きをする、こちらもまたやっかいな菌です。例えば悪玉菌により免疫機能が低下している時に日和見菌が病原体となって発症する「日和見感染症」という病気を引き起こすことも。
日和見菌の種類:バクテロイデス、大腸菌(無毒株)、嫌気性連鎖球菌など

人間と同じように、最近にもそれぞれの個性があるのですね。そして、それぞれの個性が一番輝くのが2:1:7というバランス。もし今おなかや体調が芳しくないという状態でしたら、「腸内環境を整える」という新しい視点から健康を考えてみるのも、有効な対策となるはずです。