汚腸から健美腸®へ。健康のカギは『腸』にあり!〜腸のはたらきを知って、身体の中から健康を見直そう〜その2

こんにちは。
腸ケア専門サロン おへそマワリのDr.COCOrON 中村です。

健康のカギ『腸』についてお話しさせていただいております。

前回は、
腸のはたらき「https://dr-cocoron.com/news/319/ 」
1、食べ物の消化・吸収
2、有害物質の排出
についてでした。

今回は、
3、幸せホルモン(セロトニン)の産生
4、免疫機能の約7割が存在
についてお話ししたいと思います。

 

3、幸せホルモン(セロトニン)の産生

腸は、ホルモンも産生しているんです・・・!
正確には、「腸内細菌の働きによって産生される」のですけれどね。

まず「セロトニン」って何か、ご存知ですか?
脳内ホルモンの一つで、幸せホルモン と呼ばれているホルモンです。
おもな脳内ホルモンには「ドーパミン」「ノルアドレナリン」「セロトニン」があります。

【ドーパミン】
運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わります。
報酬を得ることができた時に、快感物質ドーパミンが分泌されます。
適度には快楽や意欲を増してくれますが、過度に興奮・分泌されると依存を生んでしまいます。
ギャンブルで勝って(報酬)またやりたい・・・と依存症になったりするのは、このホルモンが関わっていることがあります。
私たちの「やる気」に関わっているので、大事な物質なんですけどね!

【ノルアドレナリン】
ストレスや恐怖、身の危険を感じた時に分泌し、恐怖や不安に対応できるように心身を整える働きをします。
ストレスと関係の深い物質なので、長期間ストレスに晒されていると常に分泌されている状態が続き、
やがて生成が追いつかなくなり減少して、メンタルに不調を及ぼすことがあります。
また、過剰に分泌されると、パニックになりやすかったり、怒りやすくなるなどの問題も見られます。

【セロトニン】
幸せホルモンと言われています。
必須アミノ酸であるトリプトファンの代謝過程で生成されます。
「ドーパミン(喜び、快楽)」や「ノルアドレナリン(恐れ、驚き)」などをコントロールし、心身や精神を安定させる作用があります。

具体的には・・・
1.大脳に働きかけて覚醒の状態を調整する。
2.心の領域に働きかけて、意欲、心のバランスに関係する。(うつ病に関係)
3.痛みの調節をする。(偏頭痛に関係)
4.自律神経への働きに関係する。緊張への働きで血圧や代謝を上げる。
5.姿勢筋に緊張を与える。
これらが基本的機能としてわかっています。

このセロトニンですが、身体の中で「腸でもっとも多く」生成されているんです。
しかし、腸で作られたセロトニンがそのまま脳へ行き作用する、のではありません。
もちろん腸でもセロトニンは作られるのですが、脳のブロック機能に弾かれて 脳に行くことができないのです。
ではなぜ、腸でセロトニンが作られている。と言われているのか・・・
それは、脳でセロトニンを作るための材料を生成しているからなのです。

原料となる「トリプトファン」を食物から摂取することで、腸内細菌がセロトニンの材料となる「5−HTP」を生成します。
この5−HTPは脳に行くことができ、そこでセロトニンが合成されて、幸せを感じることができるのです。
間接的ではありますが、元となる物質を作っている。ということから、
「腸が元気になると幸せを感じる!」と言っても過言ではないのです。

腸で産生させるセロトニンですが、腸の蠕動運動を促す作用があることがわかっています。
つまり、腸が元気だと 腸の動きも活発でお通じにも良いし、幸せを感じることができて、
心も身体もHappy♪ ということですね!

ちなみに・・・トリプトファンが多く含まれている食材は主に、豆腐・納豆・味噌・しょうゆなどの大豆製品、チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類などです。その他、ごま・ピーナッツ・卵・バナナにも含まれています。

 

4、免疫機能の約7割が腸に存在する!

全体が10割だから、7割って・・・ほとんど腸じゃん!?
というのが、私の感想でした。
実際、研修を受ける前までは、漠然と血液・リンパが全体の免疫を担っており、腸だなんて微塵も思っていなかったので
○○年生きてきた私の中の常識が覆されたような感覚でした。

【免疫とは】
異物やウイルス、病原体などの外敵の侵入を防いだり、体内にできた害をもたらす細胞を除去するという生体防衛反応のことです。
一般的に加齢とともに低下するので、高齢になるほど病気にかかりやすくなると言われています。
前章の 2、有害物質の排出 でも述べたように、
腸は、食物と一緒に常に多くの有害物質や細菌、ウイルスなどの外来異物に晒されています。
肌よりも、腸の方が 外敵に晒されているのです。
もっとも多く外敵に晒されている場所に、もっとも多くの免疫機能を備えているということは、自然な気がします。

免疫には「自然免疫」や「獲得免疫」、「細胞免疫」や「液性免疫」といった、外敵に応じた免疫機能が存在しています。
が、これはまた機会がありましたら、お話ししますね。

では、腸のどこに 免疫の組織があるのでしょう?

小腸には絨毛と呼ばれるたくさんのヒダが存在します。
そのヒダの間にところどころ未発達の部分が存在しており「パイエル板」と呼ばれています。
パイエル板は腸の免疫におけるのキーマンです。
パイエル板内には「T細胞」や「B細胞」「マクロファージ」などの免疫細胞が存在しています。
バイエル板上にある「M細胞」と呼ばれる細胞が異物を取り込み、T細胞などの免疫細胞群に情報を伝達し、免疫反応が起こり
異物の情報がリンパ管を通って全身に伝えられます。
パイエル板の他に、胃や食道にも存在する「孤立リンパ小節」、腸間膜動脈の根元に存在する「腸間膜リンパ節」などを含め
「腸管関連リンパ組織」と呼ばれ、免疫の誘導が行われています。
さらに、腸管の粘膜固有層(粘膜)には免疫細胞が存在していますし、上皮層では粘液を分泌し物理的にも保護を行っています。

パイエル板のわかりやすいイラストを Calbeeさんが学会発表で提示しています♪
http://www.calbee.co.jp/rdde/library/academic_meeting_report_28.html

いろいろ難しいことを書き並べましたが、
つまり腸は・・・
栄養の消化吸収を行いながら、私たちの身体を守るために休まず必死に戦ってくれている、すごい臓器
なのです!

ちなみに・・・小腸ってガンってほとんどないこと、知っていましたか?
なぜなら、小腸には 上記したよう人体最大の免疫組織が存在しているからなんです。

私たちの健康の為に、日夜問わず働き続けている「腸」ですが、
腸には、100兆個にも及ぶ腸内細菌が存在しており、これは 上でも述べた腸管免疫にも影響を与えています。
もちろん、免疫以外にも 私たちの心にも影響しますし、栄養の吸収、排便にも・・・様々な影響を与えています。
「腸内細菌」「腸内フローラ」という言葉は、メディアや雑誌に取り上げられることも増え、耳馴染みの方も多いと思います。
「善玉菌」「悪玉菌」があることはご存知かと思いますが、実は これ以外にもう一つあるんです・・・!

さて、腸がスムーズに動く為には「自律神経のバランス」が大切だ。ということは知っていますか?
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」が存在します。
あなたは今、交感神経と副交感神経、どちらが優位の状態でしょうか・・・?

ここまで、「〜腸のはたらきを知って、身体の中から健康を見直そう〜」をテーマにお話しさせていただきました。
なぜ、腸が大事なのかということを、少しでも感じていただけると嬉しいです。

次章では、私たちの腸と切っても切り離せない「腸内細菌」についてお話しします。
そして、「自律神経」にも触れていきたいと思います。
お楽しみに♪

 

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−参考−
・健美腸アドバイザー研修
・東邦大学:https://www.toho-u.ac.jp/index.html
・脳を活性化させる!:http://www.hamptonhistory.org/
・セロトニンDojo:http://www.serotonin-dojo.jp/index.html
・NHKスペシャル「人体」:https://www.nhk.or.jp/kenko/special/jintai/sp_6.html
・腸内細菌と内科疾患:https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/104/1/104_81/_pdf