細菌のお話①〜私たちの身近にいる細菌〜

こんにちは。おへそマワリのDr.COCOrON 高野です!

今回はちょっとマニアックな『細菌』のお話をしたいと思います。腸ではなくなぜ細菌?

そう思われる方もいると思いますが、私たちの腸にも身体にも沢山の細菌が共存しているのです!
そんな事言われても目に見えないし、共存しているとはいえ普段存在感がないのでピンと来ないですよね?

では、小学校の時を思い出してみてください。
「給食の前には手を洗いましょう!!」
「手にはバイ菌がたくさんいます!お家に帰ってもまず、手を洗いなさい!」
そう教えられてきたのではないでしょうか?
なんと手の平には世界の総人口を超える数の細菌がいるそうです!
ミクロの世界すぎて想像できないですよね。

そして、腸内には私たちの細胞の数よりも多い細菌が共存していると言われています。
その数なんと約100兆個!!!
私たち『ヒト』の細胞の総数が約60兆個と言われているので、
私たち一人の人間が作られている細胞の数よりもはるかに多い数の細菌が、あの腸の中に存在しているのです。
そして、私たちが生きていく上で欠かせない働きをしてくれていて、ものすごい影響力を与えているなんて、想像したことがあるでしょうか??
今回は私たちの身近にいるのに姿は見えない細菌についてお伝えしていきます。

●細菌とは


細菌は、目では見る事の出来ない小さな生物です。(※風邪等を引き起こすウイルスはこれよりももっと小さく、別のものです。)
細胞が1つしかないので単細胞生物とよばれています。栄養(エサ)さえあれば自分のコピーを作りどんどん増えることができます。
人体にとって有害なものもいれば無害なものもいるのですが、身体の中には両方が共存していて、バランスを取っています。
また、病気を引き起こす細菌として大腸菌、黄色ブドウ球菌、結核菌、サルモネラ菌などが知られています。
細菌は地球上にいる限りどこにでもいます。今触っているスマホやPCのキーボードにも私たちの手に棲みついている細菌がいたり、海の中、土の中、極寒の南極から火山の溶岩にまでどこにでもいるのです。
私たちが産まれる前、お母さんのお腹の中にいる時は無菌状態なのですが、
産道を通って生まれてくる時に初めてお母さんの細菌が鼻や口を通って身体に入ってきて棲みつくのだとも言われています。
その後、周囲の環境、生活習慣、食生活などが体内の細菌に影響し、保持している細菌の種類や割合は誰1人として同じものをもたないそうです。

 

●体内の細菌について

私たちの身体は口から肛門まで1本の管になっています。毎日の食事はその管を通り、口で細かく砕かれ、胃で消化されたのちに腸で吸収・不要なものは排出される仕組みになっていて、その管には細菌がびっしりと棲みついています。

・口内にいる細菌
虫歯歯周病の原因になったり、肺炎や心臓病など、全身の病気にも関与することが最近の研究で明らかになってきています。
口内にも口内フローラと呼ばれる細菌の集団があります。善玉菌9割、悪玉菌1割程度が理想的なバランスと言われています。
最近の研究から分かってきたのは、悪玉菌、特に歯周病菌が口の中で増殖すると、 歯周病菌が血管に入り込んで全身で恐ろしい病気を引き起こす可能性があることです。心筋梗塞・脳梗塞そして認知症、がん、関節リウマチなどなど・・・
メカニズムは詳しくは分かっていませんが、これらの細菌が病気に大きく関与していることが分かってきたのです。
何よりも大切なことは、歯ぐきの血管から歯周病菌を体内に侵入させないこと!歯みがきの際に毎回出血するような方は注意が必要です。

 

・腸内にいる細菌

腸内には約100兆個の腸内細菌がいると言われています。この腸内細菌には腸内にすまわせる代わりに仕事をしてもらっています。

私たちが出来る消化は消化液をだして食物を身体が吸収しやすい小さな分子レベルまで分解することなのですが、腸内細菌腸内で食物を発酵させて栄養素を産生してくれるのです。

例えば女性の強い味方と言われているイソフラボンは、主に納豆、豆腐、豆乳などに含まれています。イソフラボンが腸内に入ると腸内細菌によってエクオールという物質に変換されます。エクオールに変換することで、女性ホルモンに似た働きをするのです。しかし、エクオールを産生してくれる細菌がいないとイソフラボンをとっても私達は栄養素を吸収し身体に有効活用することができないのです。

 

●腸内細菌は食の好みで変化する


私たちの腸内に住んでいる細菌の素晴らしいところは、食生活の変化に早く順応できるところです。
例えば、あなたがお魚が好きでよく鮭を食べているとします。そうすると鮭を分解できる細菌は増えます。逆にあまり口にしないものを好む細菌は少なくなり、絶滅することも。
腸内細菌のバランスは食事を見直すことで変えられるのです。腸内の細菌は短時間で増殖するのですが、30〜40分で倍に増えることができると言われています。

腸内環境を良くする善玉菌の餌をたくさんとることで、善玉菌を短時間で増やし悪玉菌を減らすことができるのです。

このような観点から、私たちはお客様に善玉菌を増やし腸内環境を良くするお食事のアドバイスもさせていただいています。

 

 

●腸内細菌の研究について

腸内細菌についての研究はここ数年で急速に進んでいます。例えるのなら、宇宙から地球を見ると大きな大陸があって、海があって大雑把にしか確認できないですよね。しかし、ここ数年で日本の○○県に住んでいる○○さんと個人を特定できるほどになって来たのです。
そうすることで、100種類以上いると言われている腸内細菌ひとつひとつがどのような働きをするのか?健康とどのように関わるのかが少しずつ紐解かれてきています。

現在では、健康な人の腸内細菌を病気の人に移植する 糞便移植が研究されています。病気と腸内細菌の関係性も明らかになってきており、足りない細菌を補うなど、腸内細菌叢を整えることで健康になれる未来も、そう遠くはないかもしれないのです。

2人に1人が癌になったり、色々と原因が分かっていない病気がたくさんありますが、まだまだ未解明なところがある腸内細菌の研究が進めば、健康増進に役立つかも知れません。今後も期待ですね。

身近にいる細菌について少し知っていただけたでしょうか?
細菌についてはまだまだ奥深いので、またお話させていただきます。

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−参考−
・腸科学、ジャスティン・ソネンバーグ&エリカ・ソネンバーグ、早川書房